鹿児島県大隅半島はジャングルからロケットまであるいい所
出張で鹿児島に行きました。
梅雨も明けそうで夏の蒸し暑さがたまらない時期でした。
鹿児島は過去に旅行で来たことがあります。鹿児島はいい所です。
霧島、鹿児島市内、知覧、指宿、屋久島など有名所にはいきました。
そして今回はマイナーで陸の孤島とも呼ばれる大隅半島に行ってきました。
観光スポット
鹿屋航空基地資料館
鹿児島には特攻隊関連施設が多いです。知名度が高いのは薩摩半島の知覧ですが大隅半島にもあります。海上自衛隊鹿屋航空基地に隣接する海上自衛隊鹿屋航空基地資料館です。
綺麗な建物で周辺には海上自衛隊の過去の航空機などが展示されています。
展示物からもわかるように鹿屋航空基地資料館は特攻関連の他海上自衛隊の広報施設という側面もあります。そして無料です。
順路通りに進んでいくと当初は特攻隊関連が展示されています。海軍の視点からの太平洋戦争の概要がよくわかります。戦時中の鹿屋の一般市民の生活も実に興味深いです。また海中から引き揚げられ整備されたゼロ戦は圧巻です。特攻隊員の遺書や遺品などもたくさん展示してあって見応えがあります。
途中からは海上自衛隊関連も展示されていました。
特攻隊関連は幼い子供には退屈かもしれませんが、こちらはコクピットに乗ったり触ったり、色々体験できて子供も楽しめそうです。
子供と一緒に行って写真をとったら、SNSのタイムラインを充実させることに間違いないでしょう。
特攻隊関連は写真禁止ですが海上自衛隊関連は写真OKでした。
大隅半島に来たならぜひ訪れたい施設です。
雄川の滝
鹿屋から1時間くらい南に行ったところにありエメラルドグリーンの滝壺で有名です。
雄川の滝には「雄川の滝(上流展望台)」と「雄川の滝」があり、有名なのは滝壺です。
ここへのアクセスですが、レンタカーに付いていたカーナビは役に立たず「雄川の滝(上流展望台)」に着いてしまいました。
来た道を戻り、道沿いにある看板(「雄川の滝」と書いてあるもの)を頼りに、集落の道や狭い道などホントに目的地に向かっているのかと疑いたくなるような道を進むと雄川の滝入り口駐車場に到着できました。
「雄川の滝」で検索してもカーナビやグーグルマップは役に立ちません。
雄川発電所のさらに先に「雄川の滝駐車場」があって遊歩道もあるので「雄川発電所」をとりあえず目指すといいと思います。
駐車場からは約1.2km歩きます。
川沿いの遊歩道でなかなか気持ちいいです。ただアップダウンは結構あります。遊歩道の所々に冷たい湧水があるので体を冷やしながら進むと気持ちいいです。
滝壺のそばには近ずけませんが側から見ることができます。
想像と違う。。
数日前に豪雨があったので、水量が多すぎ濁ってしまったのかもしれません。
ちなみに条件が揃うとこんな写真が撮れます。
(かごしまの旅HPから)
条件さえ揃えばSNS映え抜群でしょう。
もし行かれる際は、
- 大雨の後は避ける
- 工事の状況を事前に確認し、滝壺まで近づけるか把握
- ヒールやサンダルなど歩きにくいものは避ける
などに留意するといいと思います。
佐多岬
本土最南端の地です。
佐多岬に近づくに向かっているとソテツやガジュマルなどが現れてきます。鹿児島というより沖縄みたいな雰囲気です。
佐多岬手前に大きな駐車場があり車をそこに止めてそこから先へは臨時バスで移動でした。無料で頻繁に出ています。なおこのバスの運転手が、移動中ちょっとした案内をしてくれます。バスの運行時間外についてはさらに先にある駐車場にいけるみたいです。
バスは北緯31度線モニュメントで停車し、その後は徒歩で進んでいきます。
佐多岬先端には工事の関係で行くことができず御崎神社まで行きました。
モニュメントからちょっと進むと、カジュマルを囲んだ工事中の広場があり、展望スペースには入ることができます。
一面空と海の絶景です。
SNS映えします。
そこからさらにトンネルを通過し、足元の悪い中しばらく坂道を進むと、御崎神社があります。
ソテツやカジュマルが生い茂る中にある珍しい神社です。
日本なのか?という感じです。
しかし日本なのです。SNSのタイムラインの充実にも使えるでしょう。
佐多岬までは鹿屋からでもかなりの距離がありますがぜひ行くべき場所でした。
神川大滝公園
鹿屋から車で30分くらいの所にあります。
駐車場は広く、もちろん無料です。
子連れの親子で賑わっていました。駐車場から奥にちょっと進むと神川大滝の滝壺が見えてきます。
水しぶきがすごくあまりそばには近寄りませんでしたが、ダイナミックな滝です。
引き続き上にある吊り橋から見るため、滝のそばにあるちょっとした遊歩道から登っていきます。
一見しただけでは小さな展望台みたいで、遊歩道と気づきにくいので注意が必要です。(下の写真の赤い展望台みたいなものです。)
また遊歩道とは言いつつもちょっとした山道なので歩きやすい靴が無難です。
10分くらい登って行くと滝の上にかかる吊り橋につきます。まさに絶景です!
SNS映え抜群です。
この神川大滝公園には水汲みスペースもありおいしい天然水で喉を潤おせます。
温泉
大隅半島には温泉街はありません。
しかしさすが鹿児島。諸所に温泉は沸いています。
私が行ってよかったのはここです。
鹿屋市内にある温泉で、鹿児島一の重曹泉でトロトロです。
設備も入浴料390円の割には充実しています。
SNS映えとは関係ありませんが、日帰りの場合、鹿児島市内に戻る前にここで1日の疲れを癒すのもいいと思います。
食・酒
大隅半島で有名なものといえば?
海鮮、豚、そして焼酎でしょう。
とんかつと行ったら下記の鹿屋市内にある竹亭が有名です。
そしてもちろんおいしいです。
特に大海酒造の「海」は普通のいも焼酎とは違い爽やかな感じがして水割りで飲むのが大のお気に入りです。
おじさんだけでなく酒好きなOLの心も掴んでやまないはずです。
私は鹿屋のお土産屋で大量買いしてしまいました。
焼酎が嫌いな方でも「海」ならいける可能性があるので試してみて下さい。
アクセス・移動
大隅半島の公共交通機関はバスくらいですが、本数は1時間に1本あればいい方というレベルです。
レンタカーで行きましょう。
途中鴨池港から垂水フェリーに乗って垂水港へ行きそこから大隅半島の中心的な町である鹿屋まで約2時間です。
宿泊
鹿児島市内から日帰り観光も十分可能です。
特徴的な温泉地があるわけでもありません。
基本的には宿泊する必要性はないと思います。
しかし佐多岬周辺など人里から完全に離れた、大自然の中で宿泊するのは最高の体験に繋がるかもしれません。
まとめ
大隅半島へのアクセスは大変です。
しかし未開の大自然が残っていたり、沖縄のジャングルのような光景に出会えたり、SNSスポットもあれば、絶景に感動もできます。
最近はロケットもよく打ち上げられ、ますます大隅半島へ注目が集まっています。
鹿児島に何泊かするなら、天候をみて大隅半島を1日くらい計画に入れるとより充実した鹿児島観光ができるかもしれません。