高野山の周辺日帰り観光
しかしよくよくグーグルマップを見ていると、その周辺にも世界遺産があることに気付きます。
そして調べてみると、高野山は単体で世界遺産なのではなく熊野古道や吉野やそれを繋ぐ道などが総合して世界遺産になっているみたいです。
場所的にもいかにもマイナーそうな世界遺産の一部。気になります。。
九度山町
また真田親子にゆかりの深い場所でもあり関連施設が点在しています。
せっかく来たので流行りの真田関連施設も見に行きました。
町営の無料駐車場が2箇所あるのでそこに車を止めて歩いて見て回るのがいいと思います。
真田ミュージアム
小さいですが真田親子のことがよく分かるミュージアムです。
説明の仕方が綺麗で、映像機材も活用され分かりやすいです。
1時間くらい見入ってしまいました。
入館料は500円でした。
そば処幸村庵
旅行とグルメは切ってもきれません。
真田ミュージアムのそばにある評価が高いところを選びました。
趣のある建物です。
ここのそばは信州そばです。流石に「幸村」の名を被せているだけあります。
歯ごたえがあって非常に美味しかったです。
写真は大助御膳。
値段もそこまで高くはなく、おこずかいの少ないおじさんでも支払いできる範囲だと思います。
慈尊院・丹生官省符神社
昔の高野山に至る街道である町石道のスタート地点に当たる場所です。
そして慈尊院から伸びる階段を登ったところに丹生官省符神社があります。
ともに世界遺産で綺麗ですが取り立てて荘厳な感じではないです。
むしろその歴史と町石道スタート地点という点に価値があるみたいです。
丹生官省符神社は慈尊院から伸びる階段を登ったらすぐですが100段以上登る必要があります。
道路があるので車で神社そばまで登ることはできます。ただしものすごく狭いです。
ちなみに慈尊院は女人高野と言われ絵馬の形がおっぱいです。
丹生都比売神社
自然とよく調和した綺麗な神社でアーチ型の橋が美しいです。
ただし取り立てて荘厳ということはありません。
やはりここも歴史の価値が高いようです。
高野山
丹生都比売神社からさらに山道を進むと有名な高野山にたどり着きます。
金剛峯寺
高野山真言宗の総本山です。
高野山の中心部にあたり電車とバスで来た場合はここで降りる方も多いと思います。
建物は荘厳でSNS映えします。
国内最大級の石庭「蟠龍庭」は整然と岩が配置されており非常に美しいものでした。
SNS映えします。
建物内には売店がありそこで「阿字観」とう座禅・瞑想を予約・体験することができます。
最近の流行はモノ消費でなくSNS映えしリア充ぶりをアピールできるコト消費。
私も体験することにしました。
「あ」という声を出すなど普通の座禅とは少し異なりますがやり方を担当のお坊さんが丁寧に教えてくれます。高野山の神秘的な空気を吸いながら行う阿字観は素晴らしいものがあります。
入場料とは別に1000円かかりますが、非公開の阿字観道場に入ることができ印象深い体験をすることが可能です。
特定の曜日のみ催行、1日あたりの人数は限定と限られますが、だからこそ自慢できるというものです。
予約してしまえば金剛峯寺への出入りは無料ですので時間まで他の場所で時間を費やすことも可能です。
阿字観の他にも様々な体験プログラムがあるのでHPを確認してみて下さい。
霊宝館
阿字観体験まで時間があったので高野山の博物館で時間を潰しました。
建物は自然と調和していい感じです。
中は全面的に写真撮影禁止になっています。
様々な仏像、掛け軸、手紙などが展示されています。
迫力のあるものもあり一度は訪れるといいと思います。
壇上伽藍
壮大な建築物と樹齢を重ねた杉の樹林が完璧に調和しています。
境内にはベンチがあり座ってゆっくり過ごすことが可能です。
金堂と根本大塔の内部に入る際のみ各200円が必要です。
奥之院
空海が入定した場所であり、今なお奥之院地下の石室で瞑想をされているそうです。
非常に神聖な場所であり、御廟橋(奥の院手前の橋です。)を超えたら写真撮影禁止です。
巨大な杉の樹林と奥に見える奥之院が調和しています。ここより神聖な雰囲気の場所は思い浮かびません。
おじさんの悲しい煩悩も吹き飛びます。
なお御廟橋より手前にある長い参道もいい感じで歴史上の人物のお墓が多々あります。
今回は中の橋駐車場に車を止めて奥の院に行きました。
中の橋からでも参道をそれなりに歩き、雰囲気を十分に感じることができます。
大門
町石道を通った場合の高野山への入口になります。
非常に大きく荘厳で町石道を歩いて来て突然現れる大門を見たら感慨深いに違いありません。
非常にSNS映えすると思います。ただしそのほかは特にありません。
500m程降った所に駐車場があります。
総括
高野山の周辺観光をしましたがそこまでSNS映えする感じではありませんでしたし、感慨深いものでもありませんでした。
それに比べて高野山自体はやはり期待を裏切らないクオリティーでした。
なお高野山には宿坊が多くあり、そこでは阿字観を含めて色々な体験もできるようです。
モノ消費ではなくコト消費!
次回は町石道を歩いて、宿坊に泊まって様々な体験をしてみようと思います。