熊本県平山温泉ほたるの長屋、トロトロ美人湯と美しい離れの宿
単身赴任中の私は出産を1ヶ月前に控えた嫁に会いに熊本へ戻ります。
そしてせっかく戻るのだからトロトロの美人湯で名高い平山温泉へ行くことにしました。
九州には遠くからでも来たくなるような温泉地が散財していますが、平山温泉はその泉質の良さと熊本や福岡からのアクセスも抜群です。
平山温泉とは
熊本県北部にあります。
とにかく泉質がいい事と福岡からのアクセスの良さのため最近注目の温泉地です。
泉質はアルカリ性単純硫黄泉です。
湯の花たっぷりの透明のお湯であり、アルカリ性のためトロトロです。
硫黄泉は風呂上がりに体が硫黄臭くなってしまいます。
しかし平山温泉は絶妙な硫黄加減で、風呂上がり後に硫黄臭に悩まされることは少ないと思います。
アクセスも熊本市内からの1時間とちょっと、福岡市内からでも1時間半くらいで行けます。
高級旅館「ほたるの長屋」に宿泊
「ほたるの長屋」という旅館に宿泊しました。1日5部屋のみの離れタイプの旅館となります。
お値段はかなり高く、かつ宿泊者によってかなり評価が分かれます。
夕方熊本空港に到着して18時頃旅館に到着しました。
今回は「水葵」という内風呂つき、内露天風呂なしの部屋に宿泊しました。
外観と内装
黒川温泉や湯布院に多い和を重視しした感じです。
中に入ると長い廊下があります。「長屋」って感じです。
居間と寝室はこんな感じでおしゃれです。
風呂
いい感じの石風呂です。
お湯はちょっとぬるめです。
硫黄の香りがしっかりしていてかなりヌルヌルです。
それでいて風呂上がりは硫黄の匂いが強く体に残るわけではありません。
個人的には最も好ましいタイプのお湯です。
ただし、ややぬるいため熱くするには足し湯が必要ですがお湯を20分以上出しっぱなしにすると足し湯が水になってしまいます。注意事項として事前に言われ、かつ内風呂に注意書きが書いてありますが、それに気づかない宿泊者もいるみたいで口コミ評価が低くなる一因にもなってるみたいです。
食事
夕食
オーダーストップの関係上食事は18時半に開始しました。(最も遅い開始のパターン)
部屋食で、料理はこんな感じです。
盛り付けは美しく、非常に繊細で美味しいです。
素材の味を最大限に引き出すように工夫されています。
ここまで美味しい料理はあまり食べたことがありません。
ボリュームはかなりあります。
料理が出されるたびに料理について説明がありますが、その能力はかなり差あるみたいで、夕食時の研修生はメモを見ながらたどたどしく説明していました。
なお朝食時はスムーズに説明してもらい質問にも答えてもらえました。
ここら辺も口コミ評価が低くなる一因みたいです。
料理と一緒に楽しみたいアルコールの値段は居酒屋と同じくらいだったと思います。
20時過ぎにはオーダーストップとなりました。
朝食
翌日は8時半から朝食でした。同じく部屋食で開始時間は選べます。
朝食も美しく繊細で、美味しくボリューム満点です。
1時間くらいかけて朝食を食べたました。
その他
- 受付時に何種類もあるソープ等から好きなものと必要なアメニティを選択できる
- 無料の冷たい水と2ℓミネラルウォーターあり
- 冷蔵庫の中には別料金のお酒やお菓子
注意事項
- 子供は宿泊不可能
- 飲食物の持ち込みは禁止 ただし記念日などの理由で事前に申告していれば1本は持ち込みできます。それ以上は1室あたり2000円の追加料金が必要です。
まとめ
値段はかなり高い(休前日2人で45,000円)です。
そして周囲には何もありません。
テレビを消すと虫の鳴き声が聞こえてきます。
温泉に入って、美味しい料理に舌鼓をうち、美しい建物でゆっくり過ごす。
心底ゆっくりできて、45,000円したけどありかなと思いました。
いつになるか分かりませんが、個人的にはもう一度行きたいと思える旅館でした。