ノーモア普通のおじさん

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コムキャスト、買収レースで株価大下落

コムキャストComcast:CMCSA)はケーブルテレビを主事業とする米企業です。

日本では馴染みの薄い会社です。

コムキャスト - Wikipedia

なぜ私がこの企業に興味を持ったかというと愛読する選択さんの記事がきっかけでした。

アメリカは国土が広くテレビ電波が届かない地域が広くあります。そのためケーブルテレビを契約するのが一般的です。

そしてコムキャストはその市場を独占しています。

ケーブルテレビはパッケージ化されたチャンネルを契約するのですがNHKが可愛く見えるくらい高いです。チャンネルの中にはしょうもないものも含まれるため顧客は不満を抱えています。

しかもネットフリックスなどのストリーミングで配信する会社の台頭によってケーブルテレビの市場は縮小傾向にあります。「コードカット」というケーブルテレビを解約することを意味する言葉が流行るくらいです。

ケーブルテレビだけの会社だったら今後ネット企業に駆逐されオワコンの公算が高いので株式購入など考えませんでした。

しかし選択さんが記載しているようにケーブルテレビ以外も事業を持っています。

事業は下記のようなものです。

  1. ビデオ
  2. ハイスピードインターネット
  3. Voice(IP電話のことと思われる)
  4. ビジネスサービス
  5. 広告
  1. ケーブルネットワーク
  2. ブロードキャスト(3大テレビネットワークのNBCなど
  3. 娯楽映画(ジュラシックパークで有名なUniversel Picture)
  4. テーマパーク(ユニバーサルスタジオ)

(決算資料の区分で記載)

ケーブル回線を用いてインターネット回線事業を行なっており、かつメディア事業も持っています。

そして実はユニバーサルスタジオジャパンコムキャスト傘下です。

ケーブルテレビだけの企業ではないのです。

結局インターネット回線はケーブル業界が牛耳る形になっており、インターネット企業も首根っこを抑えられているという内容が選択さんによって紹介されていました。

決して肯定的な内容ではありません。

しかし独占ほど強いものもありません。

購入を検討した当時は2017年後半で適温相場真っ只中。

株式を全く持っていなかった私は焦っていました。

そして選択さんが「景気はしばらく上昇傾向は続くだろう」と書いていたこともあり下がるのを待つのでなく株式に投資することに決めた時期でもありました。

コムキャストの株価も上昇傾向でしたがPERは20程度とその他企業に比べると高いものではありませんでした。

  • PER
  • 売上、純利益が一貫して上昇

    f:id:msetsu:20180602205248p:plain

  • 連続増配
  • 自社株買の実績、内部留保の積み上げ
  • 選択さんの記事
  • 株価変動は少なく、かつゆっくり上昇傾向

    f:id:msetsu:20180602205622p:plain

これらから私はこの会社を$42で購入しました。

PERがまともで大幅に下がることはなく、配当金で利益を出せると踏んだのでした。

2017年の決算が1月末に出ましたがいい内容の決算でした。

ケーブルテレビの成長は厳しいですが、ケーブルコミュニケーションズ全体は成長しNBCUnicersalもプラスでした。

株価も$44まで上がりました。

しかし2月にSKYの買収の話が持ち上がります。

310億ドルで買収です。

コムキャストは通信会社だけあってただでさえ資産に占める負債の割合が大きく1200億ドル(約63%)に達します。(2018年1Q資料から)

さらに310億ドルの負債が加わるのです。

いかに大きな負債か分かります。利子の支払いもバカにならないでしょう。

案の定株価は急降下し$35まで下がってしまいました。

適温相場も終わり、政治も加わり株価は翻弄されます。

さらに今度はディズニーが購入しようとしていたFOXを購入するとのニュースがありました。

ディズニーの21世紀フォックス買収にケーブルテレビ最大手のコムキャストが割って入る - GIGAZINE

規模は約600億ドルです。さらに現金を借り入れてです。

独占禁止の観点から問題がありまだ正式なオファーではないですが、実現するとSKYとFOX合わせて約910億ドル。

一体どれだけ借金をするんだという感じです。

このニュースの後にはさらに株価は下がって$30までなってしまいました。

今買っていれば。。

今後どうするか。

借金を大量に抱えた企業はその利子が利益を圧迫します。

景気が悪化して売上高が減少する場面では財務が悪化して大変な事態に陥ることもあります。

選択さんがいうにはもう数年後には景気の下降局面に入るだろうとのこと。

そこまで持っているのはなんとなく嫌な予感がしますのでそれまでには売却したいところです。

現在のところ業績はいいのですぐに売るということは考えていませんが、各期の業績には細心の注意が必要そうです。

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