滋賀県の底知れない魅力~関西に住んで初めて分かる~
関西に来るまで、滋賀はただ通り過ぎていくだけの場所でした。しかし関西に住んでその考えは大きく変わりました。
歴史の主要舞台で国法や重文が多く、琵琶湖を代表とする自然、クオリティーの高い美術館・博物館、滋賀は魅力に溢れています。
そして自然と融合した小洒落たカフェ、近江牛やクラブハリエなどの絶品グルメ、鮒寿司をはじめとした珍味にうまい日本酒。
総合力では京都を上回る魅力を秘めていると思います。
何度も滋賀に訪れ琵琶湖を回って良かったところを紹介します。
アクセス
滋賀県の特徴
大津は京都からアクセス良好で行きやすいです。しかしそのほかの場所となると巨大な琵琶湖が最大の障害になっていて西側と東側で分断されています。
そしてそれなりに広いです。
なので仮に京都方面から観光するとした場合、
- 何日かかけて琵琶湖一周
- 日帰りで東西どちらかを何回か
になってしまいます。
車が無難
大津だけなら電車で大丈夫です。
でも色々と動き回ることを計画しているなら車が無難です。
大阪や京都でレンタカーを借りると、ひどい渋滞(とくに平日)に巻き込まれまれます。
滋賀で借りるのがいいでしょう。
滋賀と京都や大阪間のアクセスはJR新快速のおかげでとてもいいです。
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寺社仏閣
京都、奈良に次いで国宝や重要文化財が多い県です。
特に良かったところを紹介します。
満月寺浮御堂(湖西)
上に同じく近江八景の一つです。
湖上に浮かぶお堂と松のコラボレーションが絶景で琵琶湖に来た感を最大限に醸し出します。
大津市ですが「堅田」という琵琶湖大橋側のエリアになるため電車だと行きづらいです。
(写真)
三井寺(大津)
なので京都から電車でのアクセスもいいです。
お寺自体は歴史ある立派なお寺です。
緑が多くとても綺麗です。
近江八景の1つでもあります。
しかし京都にも立派なお寺はこれでもかと言うほどあります。
ここの何が素晴らしいかというとやはり琵琶湖とのコンビネーションでしょう。
ちなみに三井寺力餅が有名です。
大豆と青大豆のきな粉に抹茶を少しまぜだ独特なきな粉で餅を食べます。
私は大好物です。
石山寺(大津)
京阪石山寺が最寄駅になります。
しかし浜大津から少し離れた駅になり京都から電車で行こうと思うと少しめんどくさいです。
石山というだけあって岩が多いです。緑が多くて琵琶湖(というか瀬田川)に対する景観も素晴らしいです。
紫式部にまつわる話が多い場所でもあり紫式部ファンは必見です。
白鬚神社(湖西)
琵琶湖上に浮かぶ鳥居が有名でありいかにも琵琶湖感がある場所です。
琵琶湖北東部に位置し水の透明度は半端ないです。
「琵琶湖に来ました!」スポットとしては外せませんが京都からかなり離れており、かつ車じゃないと行きにくいのが難点です。
湖東三山
まだ行ってません。
ただガイドブックに載っている定番スポットです。
いいところ間違いない感じなので行ったらアップデートします。
お城
安土城後(湖東)
跡地です。
なので絶対に行くべきか問われるとそうではありません。
しかしなんといっても織田信長のお城です。歴史好きにはたまらない場所でしょう。
付近には「安土城天守信長の館」をはじめとする、ちょっとした博物館や資料館があります。展示内容は「値段の割にイマイチ」ですが安土城のイメージはかなりつきます。
先に行っておくと安土城跡をより楽しめるかもしれません。
彦根城(湖東)
当時のまま残るお城です。
お城自体はコンパクトですが玄宮園から眺めるとすごくいいです。
中は当時のままなので味気ないですが、雰囲気を感じることができるし、SNS映えします。天守からは琵琶湖方面の見晴らしがいいし、とりあえず行っておくべきでしょう。
博物館、美術館
彦根城博物館(湖東)
地方でここまで高いクオリティーの博物館も珍しいです。
井伊家由来の物が普通の博物館のように多く展示されているだけでなく、昔の御殿も再現されていて博物館と繋がっています。
3D画像で当時の彦根を再現したものの上映をしてくれたりで当時の彦根や井伊家のことがよく理解できます。
彦根城に併設されています。
彦根城博物館|Hikone Castle Museum|滋賀県彦根市金亀町にある博物館
MIHOミュージアム(湖東(甲賀))
その設計はルーブル美術館のピラミッドと同じ方によって行われました。
建物がとにかく美しいです。
展示数は多くはありません。しかし世界中から厳選された美術品が展示されていて十分に楽しめます。
佐川美術館(湖東)
守山市にある美術館です。
建物とそれを取り囲む水が美しいです。そして中もお洒落です。
常設展はなんとも感じませんでしたがいい感じの企画展をよくやっています。
琵琶湖博物館(湖東)
琵琶湖博物館はちょっとした水族館です。
琵琶湖の魚なので取り立てて綺麗な魚はいませんがナマズは迫力があります。
水槽のトンネルがあるのは嬉しいです。
またロシアのどこかの市と友好関係があり大人気のバイカルアザラシがいます。
「水族館」ではなく「博物館」なので、地質的、文化的、歴史的な視点からの展示もあって楽しめます。
水族館は2000円オーバーも珍しくありませんが750円というのも嬉しい点です。
小洒落スポット
ラコリーナ近江八幡(湖東)
近江八幡にある施設です。
写真の建物の中にはクラブハリエとたね、そしてクラブハリエのカフェがあります。
驚くべきはカップルの多さ!
意外と広く、写真の建物の裏にもお店があってパン屋、雑貨屋、カフェなど小洒落たスペースが広がっています。
琵琶湖バレイ(湖西)
蓬莱山山頂から琵琶湖の絶景が楽しめる、ガイドブックに必ず書いてある場所です。
小洒落施設も多数あってここもカップル多めです。
琵琶湖バレイに来るには山麓からゴンドラに乗る必要がありますが惜しむべきはその値段です。
大人往復1人2500円。
2人になると5000円です。
かなりいいランチが出来てしまいます。
そして冬にはスキー場に変わります。
黒壁スクウィア(湖北)
長浜市にある昔の北陸街道を活かした小洒落エリアです。
ガイドブックにも必ず載っています。
ガラス製品を販売するお店が多くあります。
そして小洒落たカフェもです。
小洒落ではありませんがアニメ好きにたまらないの海洋堂フィギュアミュージアムもあります。
北斗の拳やエヴァンゲリオンなどの有名どころから昆虫のフィギュアなど様々です。
湖沿いの小洒落カフェ
琵琶湖沿いには多くのカフェやレストランがあります。
湖畔のカフェなんてお洒落意外のなにものでもありません。
鮒寿司
滋賀に来てこれを食べないという選択肢はありません。
独特の香り、独特の見た目、そしてインパクトのある作り方。
お値段は高いです。
琵琶湖博物館で臭うことができるし、琵琶湖博物館内のレストランや郷土料理屋で食べることができるので試してみるといいと思います。
なお滋賀に来なくてもネットで購入する事ができます。
「鮒寿司食べた」というネタにはできますがお高いのが欠点です。
宿泊
雄琴温泉や長浜に温泉があります。
雄琴温泉はある意味有名です。
ただ「箱根」「黒川」「有馬」のようなブランド力がある温泉街は少ないです。
日帰りや大津に泊まるなら京都も宿泊エリアの対象としていいと思います。
長浜は1週する際に泊まるにはちょうどいいかもしれません。
まとめ
どうしても車がないと行きづらいのが滋賀県の特徴です。
滋賀県近辺に住まないと滅多なことでは目的地になりません。
そして広く、観光資源も多いため1日じゃ十分に観光できません。
しかし歴史、食事、自然とどれをとっても素晴らしいものがあり何度行っても私を満足させてくれます。
周辺の京都や奈良に比べたら知名度はグッと下がると思いますが、実際同等またはそれ以上に魅力があるのでぜひ滋賀県を巡ってみてはと思います。