天気予報を自分でする時に使える無料サイト
日常生活特に旅行等において天気は大きな影響を及ぼします。
私もウェザーニュースや日本気象協会等の民間気象会社の気象予報で天気を確認しています。
しかし何か行事がある時など、どの地域でいつから雨が振りやすいか、特定地点に雲がかかるかどうかなどより細かい天気が気になります。
とはいえそのためにお金は払いたくない。
今回は気象予報士も活用する誰でも閲覧可能かつで理解容易な資料を紹介します。
気象庁降水短時間予想
細部は下の記事に書いています。
とにかく使えるので試してみてください。
SCW
現代の天気予報はアメダスなどの現在の天気情報を収集し、それをコンピュータでシュミレーションすることで作成されます。
SCWでは、気象庁のシュミレーション結果を見ることができます。
なおSCWは、従来のGPV気象予報がより使いやすくなったものです。特にスマートフォンでの操作性が向上しました。
アクセスすると、下の画像のような画面が出てきます。
まずは画面右下の「詳細」をクリックします。(*「局地」等他の表示になっていることもあります。)
下の写真のようなものが出てくるので見たいモデルをクリックします。
各モデルの特徴は下の表の通りです。
詳細2:30から3時間おき39時間精度:◯ 降水範囲の表現:◯広域2(推定)0:30から6時間おき84時間精度:△ 降水範囲の表現:◯
モデル | 更新時間 | 予報期間 | 特徴(個人的主観) |
---|---|---|---|
局地 | 毎時43分 | 9時間 | 精度:◎ 降水範囲の表現:◯ |
広域 | 4:00 | 264時間 | 精度:△ 降水範囲の表現:△ |
なお更新時間については不正確なところがあり、有料プランと無料プランによってもその頻度が異なるみたいです。細部わかり次第修正します。
個人的には、「詳細」モデル及び「広域2」モデルがおすすめで、かなり先の天気の概要が知りたければ「広域」モデルを確認するような感じです。
一例として、「詳細モデル」、「雨量・雲量」で見てみます。
紫や黄色部分は降水域です。
黒い部分は雲がないところで白に近づくほど雲が多くなります。
凡例はGPV気象予報に乗っています。
画面下のスライダーで予想時間を変更できる他、「画面左半分タップは1時間戻り、右半分タップは1時間進む」ことができます。
今回は「雨量・雲量」のみを紹介しましたが、風、気温、雲の実況なども確認できるので色々使ってみて下さい。
Time-j.net
大きな空港は飛行場予報(TAF)という30時間先までの予報を3、9、15、21時に発表しており、それを下のサイトから確認できます。これから雲の高さの予想を知ることができます。
気になる空港を選ぶと、飛行場実況気象と飛行場予報が出てきます。
画像は台風接近中の関空飛行場予報(平成29年8月6日21時発表)です。
予報対象期間の下に、「風向風速・視程・雲」と書いてありますがこれは、予報対象期間内の卓越状態を表します。
その下、「7日9時JST〜7日12時JSTに徐々に」と書いてありますが、これは卓越状態の変化を表します。
さらにその下、「7日12時JST〜7日21時JSTに一時的に」と書いてありますが、これは一時的に天気現象が起きることを示します。(卓越は変更なし!)例文では全天の4割に240mの雲が発生し、強いしゅう雨(強い雨と考えれば良い)が一時的に予想されているということです。
全天の4割を超える雲が広がってしまうと、その高度の山肌などにもだいたい雲がべったりします。
注意点で、飛行場予報はあくまで航空機運航に大きな影響を及ぼす天候上の変化を主眼に発表しています。
つまり影響の少ない弱い雨などは記載しないことがあります。
SCWや一般的な天気予報と併用することが重要です。
まとめ
今回は誰でも分かりやすいと思われるものを紹介しました。
ぜひ参考にして見て下さい。