2018年2回目ストップ安のIBJ株から撤収
IBJの2018年2Qの決算発表が8月10日に実施されました。
通期業績見通しの下方修正が入りました。
2018年度の通期業績は2017年度の通期業績より下回る見込みです。
一時的な落ち込みならいいのですが、各サービスのユーザーが減少傾向から競争の激化が原因ではないかと思われます。
2018年以降、右肩上がりで業績が伸びるか心配です。
その前8月7日に発表された「平成30年7月次月次概況(速報)のお知らせ」を見て嫌な予感はしていました。
6月次月次概況までと様式が変わっていたからです。
大きな変更点として
- ブライダルネット月会費課金者数が削除されコミュニティ事業会員数に
- IBJお見合いシステム登録会員数の削除
- 過去1年間の毎月の推移から当該月のみの表示に
が挙げられます。
組織体制の変更に伴う社内指標の再構成が理由のようです。
変更点から感じること
ブライダルネット月会費課金社数が削除されコミュニティ事業会員数に
「コミュニティ事業」というのはブライダルネットのことです。
ずっと減少が続いていた「月会費課金者数」の提示はなくなり、「コミュニティ会員数」になってしまいました。
文面から、Diverse社が子会社化されその顧客基盤もコミュニティ事業に入るので「コミュニティ会員数」ということでひとまとめにしたのではないかと思います。
しかしブライダルネットとDiverse社が運営するサイトが統合されたわけではありません。ブライダルネット月会費課金者数は提示できるはずです。
ブライダルネット月会費課金者数はずっと現象傾向でした。
ごっちゃにして一旦うやむやにしてしまおい、という意図を感じなくもありません。
IBJお見合いシステム登録会員数の削除
過去から見ると非常にゆっくりとではありますが減少傾向でした。
「悪い数値を隠しているのでは?」と勘ぐってしまいます。
過去1年間の毎月の推移から当該月のみの表示に
「過去からの推移を見られたくないという思惑があるのでは?」と勘ぐってしまいます。
総括
日本のみならず海外でもネットを通じた出会いは加速しており今後の伸びも期待できます。
インターネットが広い世代に普及したら、それを通した出会い・結婚が普通になることも想像が容易です。
アメリカのMATCHグループも売り上げはどんどん伸びて、株価も上昇しています。
Facebookも参入を表明するくらいです。
それだけ将来性があるのでしょう。
IBJも市場の環境から今後また上がるかもしれません。
しかしどんな場合でも、相手が信頼できることは大事です。
なんとなくこの企業はごまかす体質があるのではないかと勘ぐってしまいます。
株主を出し抜こうとしているのではと感じてしまいます。
そしてそういう体質の企業はいつか財務や運営においても隠れて違法なことをする気がします。
(注意:全て個人的感想です。)
かなり損は出ますが株式を売却することにしました。
PER40倍近い時の、一番株価が高い時に買ってしまいかなりのロスです。
明らかに割高だったこと、ユーザー数の減少傾向にもっと気を払うべきでした。
痛いけど勉強になりました。