世界遺産・中百舌鳥古墳群もあるよ。大阪堺市の魅力
大阪に住み始めてはや数年、歴史の表舞台に立った時期もあったのにパッとしない堺市に観光に行ってきました。
世界遺産への登録も決定した日本最大規模の古墳群など実は魅力ある堺を紹介します。
堺のどこへ行けばいいの?
堺は広いです。
どこに行くか事前の目星を付けておく方がいいです。
堺が歴史の表舞台に立つのは2回で古墳時代と中世です。
そして時代で行くべきエリアが変わります。
(地図から探す|堺観光ガイド参照)
古墳は東側に、中世関連は西側に固まっています。
中世関連は戦争で焼き払われてしまったこと、他にも似たような所はあることから珍しいわけではないですが巨大な古墳群は堺ならではです。
堺へのアクセスは?
JR、南海電車、地下鉄などの多様なアクセスができます。
しかしせっかくならチンチン電車を利用しましょう。
正式名称は阪堺電気軌道です。
住宅街の間をゆっくり進んでいく路面電車は乗ってて気持ちいいです。
駅舎からディープな新世界、昭和のお洒落帝塚山、見どころが沢山あります。
レンタサイクルを使おう
公共交通機関は東西に弱いく使いづらいです。断然レンタサイクルの使用をお勧めします。
嬉しいことに返す際は何箇所かあるサイクルポートのどこに返しても大丈夫です。
おすすめスポット
古墳群なら
歴史の教科書にも出てくる古墳群、行くしかないでしょう。
しかし注意してもらいたいのは地上から見てもただの堀に囲まれた丘にしか見えないことです。
大仙古墳
言わずと知れた日本最大の古墳です。
大仙公園側には参拝所があります。
大仙公園
大仙古墳に隣接する公園です。
中には複数の古墳が点在しています。
心地いい公園です。
堺市博物館
堺市の歴史が分かります。
古墳時代とか中世の展示が充実していて楽しめると思います。
中世なら
妙國寺
堺市一押しのお寺です。
日本3大ソテツの1つがあること、幕末に起きた堺事件の舞台であることが特徴的なお寺です。
お寺自体は空爆でやられてしまい鉄筋コンクリート製で現代的です。
唯一焼け残ったのはソテツと宝物殿だけだそうですが違う見方をすれば最も大事な部分は残ったとも言えます。
受付で400円を払うとあとはガイドに従って見学します。
ソテツも宝物も建物内部で鑑賞できます。
なお内部の写真撮影は禁止です。
3大ソテツを中心に広がり静岡を再現した枯山水は非常に綺麗です。
なぜ静岡かというと大阪冬の陣の際に徳川家康が陣取った際に故郷静岡を思い出せるように気を使ったそうです。
そして宝物殿では事件によって自害した土佐藩士の頭髪を始め遺品がありのまま残っています。
ガイドの方の話を聞きながら見学できる幕末好きにはかなりオススメです。
南宗寺
広くて歴史を感じさせるお寺です。堺市につながりがある三好氏の菩提寺らしいです。
ただ行った日が悪かったのか中を拝観することはできませんでした。
さかい利晶の杜
建物がオシャレです。
展示内容も、特に千利休は当時の状況が細かく分かって良かったです。
すぐ隣には小洒落たスタバがあります。
堺伝統産業会館
堺の伝統発信館です。
広いわけでも無いし個人的には特に何も感じませんでした。
いい包丁を買いたい、包丁を研いでもらいたい方にはいい場所です。
堺伝統産業会館 – 堺の伝統、匠の技を「見る」「感じる」「持ち帰る」
展望台なら
堺市役所21階展望台一択です。
無料最高。
日本最大の古墳で世界遺産でもある大仙古墳は小高い何かあるなという感想。
古墳よりも大阪市内や大阪湾に対する展望が綺麗です。
(左は古墳方向、右は大阪市内方向)
堺市の説明や見どころの説明もあっていいところでした。
ちなみに広くて椅子なんかもあり、ちょっとしたカフェまであって子供連れが多かったです。
まとめ
正直なところパットはしません。
旅行者にとってあえて堺に行く必要はないと思います。
しかし古代に興味があったり、お茶や包丁など特定の文化や産業に興味があるならきっと楽しめると思いました。
なお堺から天王寺や難波まで10分ちょっとでいけます。大阪市内での宿泊に困ったら堺での宿泊を検討するといいかもしれません。