陸軍流、迷いの解決と決断方法
ブログコンテストなるものに初めて応募する普通のおじさんです。
私はこのテーマを軍隊流に捉えてみることにしました。
なぜ軍隊流かというと下記のような本を読んだのと、その昔米海兵隊作戦計画策定要領に触れる機会があったからです。
陸自教範『野外令』が教える戦場の方程式―戦いには守るべき基本と原則がある (光人社NF文庫)
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これらを参考に「迷い」と「決断」について考えていきます。
「迷い」とは何だ?
軍隊は行動方針を決める必要があります。この行動方針とは、例えばどこかを攻撃する場合、どの方向から攻めるか(どの道から攻めるか)ということになります。
例えば大阪から名古屋を攻める場合、名神高速道路沿いに行くか、新名神沿いに行くか、それとも西名阪道沿いに行くか、という選択ができます。
全部の道から進んでいけばいいじゃん、と思うかもしれませんが戦闘力は集中させることが重要です。
圧倒的に戦闘力が優っていない限りは、全方向に満遍なく人や戦車を配分することはランチェスターの法則からもダメダメなことなのです。
さて前置きが長くなりましたが、どの方向から主に攻めるかを決めることが重要だというのは分かっていただけたと思います。
このどの方向から攻めるか、を「決断」するのにものすごく「迷い」ます。
「迷い」を解決するには
それぞれで行動した際の詳細なシュミレーションを行います。
簡単に言ってしまえば将棋のようなものです。
我の専門家や敵の専門家が大勢参加し、我がこう動けば敵はこう動く、というのを延々と繰り返していきます。
それぞれの行動でこれを繰り返して行くと様々な問題点が浮かび上がります。
この問題点を整理して、それぞれ比較することで各方向の特質や戦闘様相が浮かび上がってきます。
「決断」とは何だ?
「決断」とは軍隊的には「決心」のことです。
頭が蒸発するくらいシュミレートし尽くした結果を参考にして「決断」します。
しかしこの「決断」が曲者です。
シュミレートし尽くした結果でも、他の人はその過程に納得していないかもしれません。「決断」しようとすると外野から「そういえば、」が飛び出し2歩3歩シュミレーションが後退します。
自信が揺らぎます。
またこの「決断」で作戦の将来が決まると言っても過言ではありません。
決める際には強烈なプレッシャーがかかります。
強い精神力、あるいは覚悟がなければ「決断」はできません。
「決断」するには
- 覚悟を決める
- 周りの声はシャットダウン
- (シュミレートし尽くした結果もたらされる)確信に近い自信
それしかありません。
私の決断
さて今の私は転職するかどうかでものすごく「迷い」、子育ての関係から「決断」する必要に迫られています。
選択肢は「転職」のみ。
一択しかなく迷いようがないので「迷い」というのはごまかしであり、正確には「決断」ができないのです。
私自身、覚悟が足りず、周りの声をシャットダウンできておらず、シュミレートが足りないのかもしれません。
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