ノーモア普通のおじさん

ヒゲが濃ゆい30代普通のおじさんが、脱毛、資産運用、育て及び旅行について普通に綴ります。

大阪最近暑すぎへん?昔は35℃を超える日は少なかった。

久しぶりに気象予報士らしい投稿をします。

というのも最近暑すぎるからです。

今日も外をぶらぶらしようと思いましたがあまりの暑さに断念しました。

私が中学生だった約20年前は、1日中炎天下の中でクラブ活動の野球をやっていました。

ろくに水も飲ませてもらえずに。

しかし脱水症状で倒れたことはありません。

そして暑かったけど耐えれていたと思います。

 

私は気象予報士であり、気象に関する仕事をしています。

過去から現在にかけての気温の推移を調べてみました。

参照元は「気象庁|過去の気象データ・ダウンロード」です。

そこから以下のように取り出しました。

・要素

「最高気温」「最低気温」「平均気温」

・期間

1900年から2018年

・日にち

8月1日に限定

あまり大量のデータを扱うスキルもないし、何より複雑になるので梅雨明けでほぼ真夏に入っている8月1日に限定しました。

あと調べようと思った日がもの凄く暑くてイライラした8月1日だったというのもあります。

これでグラフ化してみました。

なおトレンドは多項式で分析しています。

大阪

最初に住んでいる大阪です。

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長期トレンドは最高・最低・平均ともに上昇傾向です。

戦前は最高気温が35℃を超えることが少なかったし、最低気温も25℃前後が多かったことが驚きです。

今では頻繁に35℃を超えて、最低気温もほぼ25℃を超えています。

札幌

亜寒帯に属する札幌はどうでしょうか?

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やはり長期トレンドは上昇傾向です。

戦前から最高気温は30℃を超えることはあり、現代とそこそんなに変化している感じはありません。

ただ最低気温は戦前は20℃を超えることは少なかったのに今では普通になっています。

ヒートアイランド現象でしょうか?

那覇

亜熱帯に属する那覇はどうでしょうか?

 

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長期トレンドは上昇傾向です。

特に昔は35℃近くまで昇温することはなかったのに最近では時折それに迫っています。

最低気温も25℃を切ることが稀になったと言えます。

それにしても1945年から1951年にかけての観測値欠測が沖縄戦の後遺症を今に伝えています。

補足

年毎に最高気温が大きく変わります。

これは天気が原因で、雨や曇りの日は気温があまり上昇しません。

最高気温が35℃に達することはまずありえず、せいぜい30℃程度です。

まとめ

データ数が少なく研究結果等に出すには恥ずかしい資料です。

しかし暑くなっているとは言えそうです。

大阪では連日35℃を超える日が続いていますが、昔はそこまでは気温は上昇していなかったのでした。

どうりで暑いわけです。

今回は大阪と他の気候に属する地点を2箇所選びました。

簡単にできるので自分の住んでいる場所でグラフを作成してみると面白いし夏休みの課題にもぴったりと思います。

それにしてもこの暑さに対応するように生活様式を変えなければならない日が近づいているのかもしれません。