高野山宿坊宿泊体験、西禅院に宿泊
妻と子供が実家に帰りました。
フリーです。
かねてより泊まってみたかった高野山の宿坊を体験してきました。
高野山の宿坊
合計52箇所もあります。
じゃらん等旅行サイト、宿坊が運営するHP、直接電話等により予約できます。
私は旅行サイト経由でしたが掲載されている宿坊の種類は少なかったです。
(すでに大勢の予約が入っていたから?わかりません)
宿坊マップを見て直接HPから予約したり電話したりすると選択の幅が広がりそうです。
私はじゃらん経由で西禅院1泊2食付を予約しました。
宿泊体験
大まかな時間の流れで記載していきます。
チェックイン
15時からチェックインできます。
私もそれくらいにチェックインしました。
夕食の開始が遅くとも17時半なので、夕食付きプランの場合はそれまでにチェックインする必要があります。
なお周辺には少ないもののコンビニおよび飲食店があり、夕食・朝食がなくても大丈夫です。
部屋はこんな感じです。
結構広いです。
WIFIもあります。
いちご大福が準備されていたのがありがたいです。
トイレ・風呂は共用であり、部屋にはついていません。
なお西禅院の部屋は鍵がありません。内側からは閉められるため、中に人がいるときは施錠可能ですがそうでない時は鍵は開いたままです。
貴重品ボックスはあるので部屋を空ける際はそこに貴重品だけ入れていました。
しばし散策
壇上伽藍の真裏に位置しており根本大塔は目の前です。
散策に行きました。
夕方ともなると人もまばらで閑散としていました。
夕食
楽しみにしていた精進料理です。
お坊さんが部屋に運んでくれました。
動物性タンパク質がありません。
味は美味しいですが動物性タンパク質がないのでやや物足りなく感じます。
しかしお腹はいっぱいになりました。
この謎の物体が美味しかったです。
なおアルコールも追加料金で飲むことは可能です。
夕食後の部屋でのひとときと散策
部屋で本を読みながらしばらく消化しました。
非常に静かです。
その後外に出て壇上伽藍から金剛峯寺にかけて散策しました。
壇上伽藍等ライトアップされており、昼間とは違った趣があります。
宿泊しないとなかなか見れません。
通りも歩きましたが外にいる人などほとんどいません。
空いているのはコンビニと一部の飲食店くらい。
星も綺麗に見えます。
俗世から切り離された空間を満喫していましたが、1件だけスナックがありました。
入ってないので細部は不明です。
風呂
普通の浴場です。
部屋に備え付けてあったバスタオルとハンドタオルを持って入りました。
風呂は20時半までであり、遅くなりすぎないように注意が必要です。
就寝
9時以降は門が閉まってしまし外に行けなくなります。
翌朝は6時半からお勤めなどで早々に就寝しました。
お勤め
朝6時半から本堂で行われました。
まだ日が昇る前の暗闇の中、蝋燭や灯篭の灯りでぼんやりと映し出される密教仏具や仏様、そしてそのような環境でお勤めが行われて呪文を聞きます。
神秘的で、不思議な気分になります。
途中焼香がありました。
途中で作法に自信がないので他の人が行うのを見様見真似で行います。
やや現実に戻りました。
最後に説法を聞いて終わりです。
30分くらいでした。
気温は-3℃、ヒートテック上下、ダウン、手袋の完全防寒だったのとストーブが炊かれていたので大丈夫でした。
浴衣での参加は禁止でしたがさすがにこの寒さでそんなことをする人はいませんでした。
朝食
お勤めの後はそのまま朝食です。
部屋ではなく部屋ごとに区切られた広間で頂きます。
質素な朝食。
神秘的で俗世のアカが落とされたなんとも言えない気分でいただきました。
(写経)
私はしませんでしたが8時半から1000円で写経をすることが可能です。
チェックアウト
チェックアウト時間は10時です。
しかし朝早いうちに奥の院に行きたかったため8時過ぎにはチェックアウトしました。
その後は素晴らしい気分を維持したまま、素晴らしく神聖な奥の院を歩きました。
その他
酒について
仏教ではアルコール禁止じゃないの?と思っていましたが飲めます。
酒は「般若湯」と言われていて、「知恵が湧き出るお湯」として一杯は許されています。
般若湯について 紀州かつらぎ川上酒、高野山の般若湯、初桜酒造インターネットSHOP
なお「般若湯」は元来日本酒ですが、ビールも大丈夫みたいです。
冬の高野山
標高1000m近くに位置しており寒いです。
朝は基本氷点下でー6℃くらいまで下がるのが普通みたいで、日中も寒いです。
大阪などと違って非常に寒いので服装に注意が必要です。
まとめ
素晴らしい体験でした。
俗世で身についたアカを落として素晴らしい気分になれます。
予約を取ることは難しいですが、また日にちを決めて行きたいものです。