山崎蒸留所を見学して響21年を飲んで来た。
以前から気になっていた大山崎に行ってきました。
言わずと知れた、サントリーのウイスキー「山崎」が作られる山崎蒸留所があるところです。
JRの線路がすぐ前には走ってますが、天王山の自然と融合してなんともおしゃれな感じです。
山崎蒸留所に入るには見学ツアーに参加が必要で無料と有料があります。
無料ツアーは、ツアーと行っても案内がつくわけではなく自分で見学施設を見て回るというものです。
そのため製造工程を見学することはできません。
1時間で区切られていますが、時間は関係ないようでいつ行っても構わないしいつまで中にいても構いません。予約も基本的にはしなくていけます。
(人があまりにも多いと統制されるのかもしれません。)
有料ツアーは80分1000円と200分3000円のコースがあります。その違いはよくわかりませんがどちらも製造工程は見学できるようです。
今回はこの80分1000円のコースに参加しました。
なおインターネットで予約しようとしても有料コースはだいたい予約で埋まっています。
今回も無料コースを前提に予約なしで行ったところ、受付で当日の有料ツアーにキャンセルが出たという情報を入手し、すかさず予約しました。
10時過ぎに到着して12時20分の有料ツアーの予約が取れたので、ツアー開始までは無料ツアー(施設見学)を先にします。
なお無料ツアーにしろ受付が必要です。有料ツアー参加者は当然無料の施設見学は可能です。
受付の側には返金式のコインロッカーがあるので、荷物があればそこに預けるといいと思います。スーツケースも入る大きさでした。
無料の見学施設ですが建物からおしゃれです。
そしてここだけでも十分に満足します。
山崎と日本のウイスキー史が分かって面白いです。ウイスキーの原酒がたくさん展示されています。
2階ではお土産を買うこともできます。蒸留所限定のウイスキーも売っていますが昼過ぎには売り切れていました。
そして何よりテイスティングコーナーです。
限定品や貴重なウイスキーを有料ですがテイスティングできます。杯15mlで100円から2600円です。
一番高いのは響30年で2600円です。
居心地のいい空間でウイスキーを飲めるなんて幸せすぎます。
そうこうしているうちに有料ツアーの時間になりました。
有料ツアーでは製造施設など無料では入れない施設に入ることができます。
集合して、その場で山崎とウイスキーについての概要説明を受けます。その後、製造施設へ移動です。
最初は仕込・発酵室です。甘いビールの匂いが漂っています。
発酵過程を経てビールに近いものができてるそうです。
続いて蒸留室に入ります。暑いです。冬は汗をかくほどのことはありませんが夏は40度以上になり一瞬で汗だくになるらしいです。
それにしてもビールのいい匂いが漂っています。
貯蔵庫は涼しくて、ウイスキーの匂いが漂い酒好きにはたまりません。
そしていい雰囲気です。
酒の匂いと雰囲気で酔わせることができる、デートには最強の場所かもしれません。
ここまで約50分でした。
最後は試飲所で試飲です。
入ると下のようなウイスキーが置いてありそれをテイスティングしていきます。
前にあるスライドでわかりやすく説明されて楽しいです。
左の2つはそれぞれホワイトオーク樽とワイン樽で熟成された厳守で、右の2つは「山崎」になります。
左の3つはテイスティングの要領で案内に従って飲んでいき、最後の一杯は個人の自由なスタイルで飲みます。
なお最後の1杯を飲む前に、炭酸水が配られ前でハイボールの作り方が展示されるのでそれに則りハイボールで飲みました。
おつまみと一緒にハイボールを楽しめて美味しかったです。
これでツアーは終了です。
おつまみや炭酸水は持ち帰ることも可能でした。
ツアー後は、無料見学施設の中にある有料のテイスティングコーナーに行ってツアー中に気になった「ニューポット」という出来立ての原酒、そして普段は高くて中々手が出ない響21年(600円)を注文しました。
(右の有色が響です。)
ニューポットですが匂いは穀物感があり荒々しい味です。素人でも分かるくらい荒々しいです。
そして響21年です。なんともまろやかです。ニューポットの後に飲んだので一層美味しく感じます。
熟成の重要さがよく分かり、ウイスキーの奥の深さも感じました。
希少な響30年もありましたが15mlに2600円は出せませんでした。(700mlになると信じられない値段です。)
ツアーに参加できればなおいいですが、できなくてもテイスティングコーナーだけで充分価値があります。
今回は10時から15時くらいまでいました。
山崎駅周辺にはいい感じのレストランやカフェもあるので、好きな人は1日いれます。
世の中の酒好きにはぜひオススメです。