あわや一大事、奈良公園で子供が鹿に突進された
2020年6月初旬、天候は快晴、関西では5月中旬に緊急事態宣言も解除され落ち着いてきて、さあ観光地に行ってみようと思いたち、奈良公園に2歳半の子供を連れていった所鹿に突進されて顔に傷ができたので注意喚起のために記します。
当時の状況
場所は春日大社鳥居から少し春日大社側に入った所、襲った鹿中型の雌鹿1匹です。単体行動している鹿でした。
当初鹿は道端木陰にいました。その横8mくらい離れた位置を、子供を抱いて鹿を見ながら歩いていました。すると子供が降りたいと言うので降ろしてあげているといつの間にか4mくらいの距離に来ていました。
鹿は子供の方を見ていました。
なんとなく嫌な予感がしました。
そして気がつくと鹿が子供目掛けて突進していました。
とっさに子供と鹿の間に入り直撃を防ごうとしましたが、鹿の前足の攻撃が子供の顔にヒット、そのまま後ろに倒れました。
妻が子供をすぐに抱え上げました。
子供は大泣きです。
鹿は一旦距離を置いていました。
そして再び子供を抱いた妻に向かって突進攻撃です。
鹿が加速中に間に入り込みうまいこと防げました。
そのまま落ちたものなどを拾い速やかにその場を離れました。
子供は「痛い、鹿怖い」と泣きながらブツブツ言っていました。
子供の怪我
幸い大怪我は免れたものの、鹿に前脚攻撃がヒットした顔に痛々しい傷跡が残りました。
鹿は普段から攻撃するの?
ネットで検索してみましたが出てきません。
実際に過去に何度も子供を連れて奈良公園に行き、鹿にも接近しましたが攻撃されたことはありません。
ただしこんな記事もありました。
記事の中に「事故に至った状況別比率」がありますが怪我の原因は鹿せんべいに関連するものが多いようです。
これを見る限り、少ないですが歩いていただけでも攻撃されることはあるようです。
なぜ鹿に突進されたのか?
以下は理由になりそうなものを記載していきます。(エビデンスはありません)
時期的なもの
雌鹿は5月中旬〜7月が発情期になり、子供を守るために凶暴になるようです。これが影響した可能性はあります。ただしそばに小鹿はいませんでした。
子供の持っていたものが食べ物と思われた。
当時子供が持っていたものです。
ハンカチ2枚、ポケモンの本です。
これらが食べ物と思われた可能性があります。
コロナの影響で野生化
コロナの影響で観光客が大幅に減少していました。野生の本能が戻っていたのかもしれません。
まとめ
原因は全く分かりません。
ただ「奈良公園の鹿が野生動物」という認識が乏しかったのは事実です。
子供より大きな鹿のそばで子供を降ろしてしまいましたが、攻撃されることは全く想定していませんでした。
鹿に限らず、子供より大きな動物がいる場所では、常に警戒を怠らないようにすることが大事でしょう。