気象予報士は雨の日がお好き
私は気象予報士です。
もちろん資格を持っています。
気象予報士を持っているくらいなので天気に興味があります。
そんな天気好きの気象予報士にとって快晴は面白くありません。
不謹慎かもしれませんが雨、それも結構な雨の方が面白い。
梅雨に入って雨の日が多くなりますが、気象予報士の雨の日の過ごし方を参考にして充実した雨の日ライフの一助になることを願ってこの記事を書きます。
レーダーを見る楽しみ
下の画像は全国的に総雨量100~200mmとなった日の天気図と大阪周辺のレーダーエコーの状況です。
ちなみにレーダーエコーは雨を捉えていて、水色→赤になるほど強い雨です。
(気象庁HP、川の防災情報HPから)
天気に興味にない方は、「雨降ってるな〜、雨強いな〜、雨ヤバイな〜、どのくらい続くのかな〜」と思うだけで終わる方も多いと思いますが私は違います。
まずレーダーエコーの強さ(赤さ)に応じた雨を楽しみます。
画像のような時だと「赤キター!、雨ヤベー!」と興奮します。
短期予報する楽しみ
雨の日は予報する楽しみがあります。
気温とかは天気予報を見ればわかり予報のしがいがありません。
しかし雨はピンポイントの予報が何よりも重要な要素なので予報しがいがあるのです。
下の写真は30分おきのレーダーエコーの様子です。
大阪市内に注目です。
左の画像では大阪市内で雨は降っていませんが大阪湾に赤いエコーがあります。
真ん中はその30分後のエコーです。大阪市内に黄色〜赤いエコーが入ってきて雨が強くなってきました。
私は妻とカフェを出ようとしていたところでしたがまさに雨が強く振り始めたタイミングでした。
すぐにエコーの様子をチェックした私は30分前からの推移を踏まえて、30分以内には抜けると判断し「もう少しカフェで過ごそう、雨は30分以内に止むから(ドヤッ)」と言って待ったのでした。
そして右の画像が30分後です。大阪市内のエコーは抜けました。
ドヤッとできます。
こんな楽しみがあるのです。
まとめ
ここで紹介したのは気象予報士だけでなく誰だって気象庁HPや川の防災気象HPで簡単に確認できるものです。
そして予報も簡単で面白いだけでなく、実際の生活で役に立ちます。
雨が多くて何かするには嫌な季節ですが、ちょっと予報的な視点で見ると梅雨を少し楽しめるかもしれません。
今週のお題「雨の日の楽しみ方」